連携カレンダーに登録されている予定の前後に、移動や準備などにかかる作業時間として、予約を入れられない時間帯(バッファ)の設定ができます。
予約ページ上のみでバッファを指定することや、連携カレンダー上で予約の前後にバッファ予定を自動作成することができますので、用途によって設定してみてください。
設定箇所
左側メニューの「詳細設定」項目で設定することができます。
「バッファ」とは?
予約ページの画面で、連携カレンダーに登録されている予定の前後〇分は予約を入れられないよう設定できます。
移動や準備の時間を確保するために、連続して予約が入らないようにしたい場合におすすめです。
余裕をもって予約を入れたい場合にご活用ください。
バッファが適用されるのは、ユーザー(参加候補者)の予定に対してのみです。会議室の予定に対してはバッファは適用されません。
例えば、以下のようになります。
1. 「10:00~11:00会議」の予定がある場合
連携カレンダー上に、「10:00~11:00会議」の予定がある場合、
2. 予定の前後 [30分] をバッファに設定した場合
予定の前後[30分]は予約できないよう設定すると、
3. 予約不可として表示
予約ページ上は、「10:00~11:00会議」の前後30分である「9:30~11:30」が選択不可になります。
「バッファ用カレンダー予定の自動作成」とは?
予約ページから予約が確定した際に、連携カレンダー上でその予約予定の前後に、バッファ用の予定を自動作成できます。
予約された日時の予定と同じユーザーで、バッファ用の予定も作成されます。
移動や準備のための時間をカレンダー上に予定として登録することで、社内などから別の予定が入ってしまうのを防ぐことができます。
例えば、以下のようになります。
1. 前後60分のバッファ作成を設定している場合
「バッファ用カレンダー予定の自動作成」を前後60分で設定しているとします。
2. 「10:00~11:00」で予約が確定した場合
予約ページから、10:00〜11:00の時間帯で予約が確定したとします。
3. 予約の前後にバッファ予定が自動作成される
連携カレンダー上に、予約の予定(10:00〜11:00)の前後に60分のバッファ予定が自動で作成されます。
「バッファ」と「バッファ用カレンダー予定の自動作成」の両方を使用する際の注意点
上記の「バッファ」(予定の前後〇分は予約不可)と「バッファ用カレンダー予定の自動作成」を組み合わせて利用する場合には、以下の注意点があります。
「バッファ用カレンダー予定の自動作成」で作成されたバッファ予定に対して、予約ページ上でさらに「バッファ」(予定の前後〇分は予約不可)が有効になってしまいますので、ご注意ください。
例えば、以下のようになります。
1. 両方の設定を行っている場合
「バッファ」と「バッファ用カレンダー予定の自動作成」の両方を設定している状態です。
2. 予約ページから予約すると
予約の予定と、その前後にバッファ用予定が自動で作成されます。
3. 予約可能な時間帯が狭くなってしまう
この状態で予約ページを表示すると、
予約の予定とバッファ用予定が登録されている「10:00~13:00」の前後60分が予約不可となってしまい、予約できる時間枠が少なくなってしまいます。
4. 対処法:「空き時間判定キーワード」に「バッファ」と設定
これを回避するには、「空き時間判定キーワード」に「バッファ」と設定しましょう。
この設定により、タイトルの先頭が「バッファ」になっている予定は空き時間と判定されます。
5. 「バッファ」は空き時間とみなされ、意図通りに予約できる
この状態で予約ページを表示すると、
予約の予定「11:00~12:00」の前後60分のみが予約不可となり、
バッファ用予定自体は空き時間と判定されます。
これにより、バッファ用予定に対してさらにバッファが適用されてしまう事態を防ぎ、意図したスケジュールで予約受付が可能になります。
既に登録されている予定に対して前後に入れられないようにするための「バッファ」と、
お客様が予定した際に、連携カレンダーに予約前後をブロックする「バッファ用予定の自動作成」をうまく組み合わせ、
余裕をもった会議運用を行ってください。